2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

想像

もし自分がこんな不思議な力を持っていたら、といつの頃だか思っていたことを思い出した。当時思い描いていたのは、ベッドの上に横たわり今にも寝そうで身体が動かないときに、部屋の明かりを身体を動かすことなく消せる能力。あるいは、遅刻しそうで一生懸…

Hiromi

テレビで上原ひろみのライブをやっていた。昨年僕がチケットを取り損ねたツアーのものだ。前にCDをレンタルしたこともあったが、その時はどうもパッとしなかった。前に演奏している姿を見たときの印象がよほど強かったせいだろう。実際今回のライブも楽しか…

前髪

今の僕の髪型は左側の前髪だけ異様に長い。非常食になりそうなくらい。けど長いのが左側なのは問題だな。右側ならばさほど問題はなさそうだけど。 テニスでサーブをするとき顔をあげると、本当に邪魔臭い。

最近頻繁に夢を見るようになった。しかも以前よりまして凶暴化している気がする。歌に出来たりするほど象徴的であったり素敵なものであればいいのだが、夢から醒めた後も頭から離れず苦しめられる。 例えば、黄色や紫色に鮮やかに彩られた粒状の出来物が知り…

デレク・ジャーマンの『テンペスト』を観る。 原作はシェイクスピアだとか。シェイクスピアの作品はイジー・トルンカの『真夏の夜の夢』で触れた程度だが、御伽噺に目がいきがちな近頃の自分には相性がいいのではないかと勝手に思っていたところだ。三島の『…

友達のバンドの練習に顔を出す。以前よりみな上達していて唯一武器を持っていない僕はまたうずうずした。皆が自由に音を鳴らし合い混沌とした中から音を探りあう。音楽の醍醐味だと思う。ツクバ君は長くなった髪を気にしていた。オオイマチ君はお洒落になっ…

クシシュトフ・キェシロフスキの『デカローグ』を観る。 十戒をモチーフにした十篇から成る作品。前に第1話「運命」と第2話「選択」は映画館で観たので、今日は残りの中から第5話「ある殺人に関する物語」と第6話「ある愛に関する物語」を観ることにした。第…

準備

大岡昇平『野火』を読む。今、読むべき本が多くある中この本を選んだのは、日本を出ることで日本人になることへの不安が僕の中で確認される点にある。まぁ、半分読んだ頃には動機なんかはどうでもよくなってたけど。 この作品は教養があるにしても主人公が極…

対峙

風呂場から立ち去るとき、浴槽の中で仰向けになっている自分を想像する。 さっきまで、浴槽に蓋をし、水面とそれとの高さ20センチの間で呼吸をしていた滑稽な自分を想像するはずであったが、予想とは別の、妙に生々しいものを感じた。そして、これを眺めてい…

禁忌

快挙、と口にしていた人がいた。こんなもんか。

模索

北千住で『イッセー尾形・太宰治を読む!書く!創る!』を観た。舞台というものを観に行ったのはこれが初めて。この作品は夏目漱石に次ぐ文豪ものの第二弾で、前回と構造はほとんど変わらない。僕自身、太宰治の作品はまだ『斜陽』なんかも読んでいない程度…

予見

ヒンギスがシャラポワに勝った。僕が今日こんなにも太鼓判を押しているのにもかかわらず翌日にはあっさり負けてしまうマルチナ・ヒンギス。明日、僕は自分の先見性のなさと精神面が露骨に出るテニスの面白さ、難しさを痛感することになる。 なんてね。