歩道橋がやけに目に付いた。不気味なほど鮮やかな青色と白色。現実から切り離されているような感があった。

友達と横浜の一風堂で飯を食う。最近こいつとはラーメンばかり。この前は六角屋、その前は浜虎。今日も楽しい時間を過ごしたと思う。

三島由紀夫『金閣寺』を読む。途中、柏木の言う“認識”という言葉について思いをめぐらす。柏木は本来の意味そのままに冷静に使っているようだ。僕がこの言葉が何を指しているものなのか理解が不十分だったことに気付く。少しずつ修正しカタチを探る。

カレーとみかんとで今日もまた少し体が黄色くなる。タルコフスキーの『鏡』を観る。この人の作品をなぜか無性に見たくなり、横浜駅にあるビデオ屋ハリウッドまで足を運んだ。『ノスタルジア』以上に難解というか今回は掴み所がない。タルコフスキーという人…

目を覚ます。横たわったまま天井や部屋の中を見回す。なんとなくスローモーション。昨晩はソファーで眠った。このことは知っている。腰が痛い。テレビをつける。異性に関する夢占い。こんなもんかと。朝食の餅はうまく飲み込めない。いつもの朝を迎えたこと…

アッバス・キアロスタミ『5 five 〜小津安二郎に捧げる〜』を観る。小津安二郎の生誕１００年にあわせて作られ、第五回NHKアジア・フィルム・フェスティバルで上映されたものだとか。今、開催されているのは第六回。行く予定は、今のところなし。 波打ち際の…

渋谷で友達と『ALWAYS 三丁目の夕日』を観る。すでに種が明かされた手品みたいな安心感が広がり納得。帰り道、輝く月のまわりに浮かぶ巨大な光の輪を目にし、家路についた。不気味な静けさ。