友達のバンドの練習に顔を出す。以前よりみな上達していて唯一武器を持っていない僕はまたうずうずした。皆が自由に音を鳴らし合い混沌とした中から音を探りあう。音楽の醍醐味だと思う。ツクバ君は長くなった髪を気にしていた。オオイマチ君はお洒落になった。イセハラ君はあくびをしていた。今日会えなかったコガネイ君はきっともっとやせ細っていると思う。
長い昼食をすませた後、目黒川沿いや駒沢通りを散歩し、祐天寺の名物店ナイアガラでまた談話。注文をすると店内を走る模型の機関車がカレーライスを持ってくる。目を輝かせ見つめる僕らをよそに汽車は真横を通過し隣の席で停車。ごめんなさいねとおばちゃんが登場。列車はバックして無事に到着。お茶目。久々にバーミヤンな一日を過ごした。