打ちっぱなし

接待ゴルフに駆り出される年頃になったゼッペキが突然ゴルフの練習をしたいと言い出したので、弟も一緒に打ちっぱなしに行くことになった。ゴルフなんて初めて。一球は15円。
うちの親父は昔から休日のほとんどを睡眠に費やしていたので気付かなかったが、世の男性の休日の過ごし方として打ちっぱなしというものもあることを体感し新鮮な気分になった。青空の下、タバコを吸いながら素振りをしていたりと思い思いの時間を過ごしている姿は、なかなか楽しそうに映りましたよ。
無言で、静止した小さいボールと向き合い一球一球打っていると色んなことが見えてくる。壁や軸を意識したり、力を抜いてスイングスピードを速めてみたりと一つ一つが実験的。きっと軸の回転を主とするテニスは通じるところが多いのだと思う。バスケットボールと通じるところがあるのかは分からないけれど。こんなことを一つ一つ感じとってみても飛距離はせいぜい120ヤード程度ですが。しかもどのクラブを使ってもみてもそんなに変わらなかったり。周囲で飛ばしている人の球の軌道を見ていると、頂点を過ぎた後にもう一度山がくるんですよね。
テニスなんかは我流でやっていてもそのクセが自分の武器になったりする面はある気がするけれど、ゴルフほど我流でやってはいけないスポーツはないのだとか。変なクセが付く前にちゃんとした人に教わりたいものです。何でもちゃんと教わりたいと思う習性が最近になって付いてきました。