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川崎でソクーロフ監督『太陽』を観る。暗い画面が印象的な映画。内容は人間宣言昭和天皇イッセー尾形が演じている。なぜロシア人なのか。上映中ずっと気になっていた。戦争云々よりも神が人間になる、その点に興味を持っていたように思える。天皇を演じている役者を僕自身あまり見たことがないし、日本人としてあまり触れてはいけない部分もある気がしていたのでとても奇妙な印象と興味を抱いた。
帰りの電車の中で、借りたCDをウォークマンで聞く。リモコンのどのボタンを押してもボリュームはみるみる上がっていく。ボリュームを下げても上がる。停止を押しても上がる。耳だけでなく心臓まで破裂しそうになる。この恐怖感。