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広島で泊まった宿で知り合った旅人たちが持っていた本を二冊買う。一冊は『全国安い宿情報』という本。素泊まり5250円以下の宿がひたすら書かれている本だが、住所や地図は一切記載されていない。交通の欄には「××駅車×分」とか「××駅歩×分」のみ記されているため、仮に「××駅車15分」などと書かれていると、駅から半径10数kmの範囲を歩き彷徨うことになるので自力で宿を見つけるのは事実上不可能かと思われる。しかし電話番号は書かれているのでさほど問題はない気がする。この本の魅力は本の価格も含めてとにかく安いこと、そして使える情報が多いこと。


全国安い宿情報〈’05~’06年版〉

全国安い宿情報〈’05~’06年版〉


もう一冊は高橋歩の『人生の地図』という本。岡本太郎の『強く生きる言葉』のように本棚に置いておき、たまに開くための本。深夜特急だったり猿岩石だったり、自分を旅に向かわせるきっかけになるものって確かにある。