友人が『世界の国歌』という本をくれた。W杯のおかげで最近、色々な国の国歌を耳にすることが多い。実際サッカーの試合を見る際、僕は国歌斉唱の場面も楽しみの一つだったりする。フランス国歌は『ALL YOU NEED IS LOVE』のイントロで使われてたりするくらいだし(ビートルズがどういうつもりで使ったのかは知らないけれど)、ドイツ国歌はハイドンの作曲だったりする。漠然と他の国の国歌はかっこいいな、とか日本の国歌が海外の人の耳にどう聞こえるのだろう、とか思ったりする。そんなことを考えていると、君が代が自分の耳にさえどう響いてるのかわからないことに気付いたりする。
たまたま最初に開いたブルキナファソの国歌は旧フランス植民地ということもあってとても気持ちが重くなる歌詞だった。他の国を見ていても同じような気持ちになるものが多かった。君が代から国歌というものがどういうもので、どんな内容であるか漠然となら推測されたけれど、実際に歌詞を見てみると自分が考えていたよりはショックが大きいことに気付く。自分が日本を出れば日本人だということを強く意識していた4ヶ月前までの自分にも出会った。またこの本眺めていて知ったことだが、国歌にはフィンランドエストニアのように同じ曲を使われていても歌詞だけが違うものもあるらしい。


世界の国歌

世界の国歌