夜中

アッバス・キアロスタミ『5 five 〜小津安二郎に捧げる〜』を観る。小津安二郎の生誕100年にあわせて作られ、第五回NHKアジア・フィルム・フェスティバルで上映されたものだとか。今、開催されているのは第六回。行く予定は、今のところなし。
波打ち際の5つのシーンから構成された作品。実験的。絶えることなく連続する。それでいて変化していく。そこに見ていて純粋な驚きがある。個人的にはこういうのは好き。ただ、今日初めて見たわけではなく今までも次の日の予定を考え、見るのを途中でやめて寝たりしたことが2回ほどあった。僕の中での小津は廊下を人が行ったり来たりしている印象が強いので、小津へのオマージュだと言われればそんな気もする。途中からはThe KLF『CHILL OUT』、PINK FLOYD「BIKE」なんかを僕は勝手に連想した。静かな不気味さ。