チェブトイキン登場。

神楽坂の上島珈琲店に入った。話したことのない同じクラスの女の子が、友達とコーヒーを飲んでいた。前々からよく来ているのだろうか。

石山修武も最近、ふとした折にやってきたそうだ。壁にかけられた、クリフォード・ブラウンのレコードのジャケットの色合いを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしたらしい。せっかくなので、氏が座っていたと思われる椅子に僕も腰掛けてみようと思ったのだが、残念ながら先客がいた。会計をすませコーヒーが出されるまでの間、椅子の後ろに立って壁とレコードのジャケットを眺めた。石山修武が座っている姿を想像するとやはり不思議な気がした。