ついについに浴衣を手に入れた。店のおばあさんに教わった帯の結び方を確認しつつ、夜な夜な浴衣を着てみる。上機嫌になって板張りの床の上で下駄を履いて行ったり来たりしてみたりする。そんな僕を見た母親から、売れない落語家みたい、というお言葉を頂戴した。
今年の夏、この浴衣を着て外を歩ける機会がたくさんあるといいのだけれど。