テニススクールのメンバーが大磯で試合をするということなので、 応援に行くことに。6時に起床し、7時に近所のファミマで待ち合わせ。白いRX-7がやってきて僕の前で停車する。中から現れたのはサンダル姿の眠たげな王子。車内のBGMはショパン。あらゆるものが 崩れかかったものの上に成り立っていた。王子がしてくれる車の話は面白い。自分はMT免許を持っているにも関わらずあまりに無知なので毎回興味深く聞かせてもらっている。今回はおむすびが回るロータリーエンジンについての話を聞かせてもらった。
西湘バイパスを走っていると、電話が鳴り、自分も急遽試合に参加できることを知る。睡眠時間2時間、シングルス最低6試合、参加費用が6千円と不安要素もそれなりにあったものの、試合経験があまりにもないのでエントリーすることに。結果から言うと、八試合して全敗。試合になると自分の力が通じないことを自分ではわかっていたものの、悔しくてたまらなくなった。今まで自分がやっていたテニスは何だったのかと少し考えこんでしまうくらい。技術的に自分にそこまで勝っているとは思えない相手に試合では完敗するという現実。しかし、試合での動き方が全くわからない自分には当然の結果だと思った。けれど相手より技術的に勝っているなら、もっと強くなれるはずだと思った。あらゆるものが強い紫外線に侵され、全てが丸焦げになった一日だった。
試合後、車で箱根まで行き、メンバー皆で近江屋という旅館に泊まる。僕自身、箱根に行くのは実は今回が初めて。温泉、卓球、麻雀など、遊びという感覚を久しぶりに味わう。